ビジネスで活用する心理学 〈書評〉ビジネス心理学100本ノック

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おはようございます。まいんどーです。

ここのところ仕事の休みがなくて、いや正確には休みはあるんですが、その休みもなんだかんだ用事があってまるまる休める日がなく、休みの翌日仕事していて「休みがない。休みたい」と思ったりします(別にノイローゼではありませんが)。

ということで今回は、

榎本博明著「ビジネス心理学100本ノック」(日経文庫)です。

 

【どういう本か】

 

心理学博士榎本博明が、ビジネスに活かせる実践的な心理学の知見を100項目に分けて紹介する。

 

【3つのおすすめポイント】

 

① 単純接触効果

 

営業の基本は、取引先にしょっちゅう顔を出すことだと言われます。(24p)

 

僕は以前働いていた会社で営業をやっていたのですが、正直言って向いていなかったと思います。取引先の要望には真面目に応えているつもりでしたが、商品を買ってもらうことばかり考えていて、顔を出す回数が重要だとは思っていませんでした。そんなわけで、

必要な時以外はまったく顔を出さない

という営業だったのです。この「単純接触効果」とは真逆の行動をしてたんですね。そりゃ成績も上がらないわけだ。確かに思い出してみれば他社のうまくやってる営業さんは何しにきたんだろう?と不思議になるくらい仕事の話をしてませんでした。顔を合わせることそのものが目的だったんですね。

 

② 習慣形成

 

社内で極力階段を使うように心がけても、はじめのうちは相当な意志の力が必要なはずです。(92p)

 

これは必要な行動を継続してできるためには、意志の力に頼らず習慣にすることで継続することができるようになるという話です。

このブログは今のところ意志の力で書いています。(真顔)

何でもそうですよね。継続が一番難しい。僕が意志の力を使わずにできているのは、毎朝ソーシャルゲームのログインボーナスをゲットすることくらいですかね。起きるとほぼ同時にログインしてますから。

 

③ 心理的リアクタンス

 

私たちは「選択の自由」を奪われることに対して強い心理的抵抗をもちます。(176p)

 

これは「数量限定」とか「本日限り」とかいうテレビショッピングなどで非常によく目にする宣伝文句でわかりますね。僕はもう「こんなのみんなパターンわかってるじゃないか。どうせ同じ商品をしばらくしたらまた売るんでしょ」ぐらいに思ってますが、買う人は買っちゃうんでしょうね。

まあ僕も以前はファストフードとかの「期間限定メニュー」に職場の誰よりも早く飛びつく方でしたが。

 

【ろがるポイント!】

 

大人になって職業についても自分がわからない心理状態にあるのは、ごくふつうのこととなりつつあります。(68p)

 

この状態を「アイデンティティ拡散」というそうです。僕が社会に出た頃は、現在ほど世間が不景気な雰囲気ではなかったため、僕もご多分に漏れず「やりたいこと探し」にはまったクチでした。一応就職しても「これが本当に俺がやるべき仕事なんだろうか、何か違うような気がする」というような考えが頭から離れませんでした。

でも本当にやりたいことならお金になるかどうかは別としてやっているはずですよね。ましてや仕事をしない理由にはならないはずです。まあ僕がそこまでたどり着くには何年もかかったんですけどね!

 

【まとめ】

日々仕事をしている中で参考になる知識がいろいろあって勉強になります。

見開き2ページで一本ずつ気軽に読み進められるのも良かったです。