自分を幸運体質に変える 【書評】ポジティブの教科書

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明けましておめでとうございます。まいんどーです。

かなり間が空いてしまいました。2019年になって最初のブログです。

一年ってあっという間に過ぎるよな、と年末振り返っていたところメンタリストDaiGo氏の動画で「あっという間に過ぎたと感じないためには日々何をしたか記録を取るといい」とのお話があったので、今年は手帳に毎日何をやったかなるべく詳細に記録していこうと思っています。

ちなみに昨日までを振り返ってみると「ほぼ1日ゲーム動画を見ていた」「ニンテンドースイッチのインディーゲームの動画をずっと観ていた」……まあそういう日もあるよね。

というわけで今回は、

武田双雲著 「ポジティブの教科書」(主婦の友社)

です。

 

【どういう本か】

 

書道家武田双雲が毎日を幸福に生きられる実践的なメソッドを全十一章にわたって紹介する。

 

【3つのおすすめポイント】

 

① 思い込みから自由になる

「仕事も家庭も、毎日元気が溢れてくる」

筆で100枚くらい書いたでしょうか。すると、ウソみたいにこの一ヶ月バリバリ働こうが、10時間語りまくろうが、家族でどこに行こうが気は疲れなくなりました。それどころかどんどん元気がわいてくるのです。(49p)

 

これは当たり前だと思っていた因果関係を考え直してみるという提案です。筆者も30代半ばから仕事をしたら疲れるものだと感じ、20代とは違うと思っていたところ、自分より忙しいのに元気な人を見て、本当にそうなのだろうかとの疑問から引用の言葉を書いてみたというのです。

そうしたら疲れを感じなくなった。

いつもと同じように仕事をしていても、疲れたりストレスが多い日もあれば、作業に熱中したり同僚と楽しく話したりしていつの間にか時間が経っていた日もあるはずです。

ところが「仕事は疲れるものだ」との思い込みから同じように疲れたような気分で帰宅することはありますね。その日自分がどう感じたか、という事実とは関係なくなってしまっている。

武田氏はそれを逆にとらえ、「どれだけやっても元気が出る」というポジティブな思い込みをしようと考えたのです。

 

② ネガティブを受け流す

そんな時は、「同調拳」を放ちましょう。

「同調拳」とは、ウソでもフリでもいいから同調して相手の意見や行動に頷いたり、「なるほど」と相づちをしたたかに放つ技です。(90p)

 

仕事の同僚などから何か自分の意見に反することやネガティブなことを言われた場合の対処法です。面と向かって反論すれば相手が腹をたてる。かといってその通りだとも思えなくてもとりあえず同調しておく。

そして密かに心の中では受け流してしまうのだということです。受け流しても心に不満が残ってしまう場合には、好きなことのイメージを入れていった方がいいというのです。

なかなかこれは実行するのは難しい技だな、と思いますが、処世術として「こういう時は受け流すんだ」と自分で決めておけば、カドをたてることもないし自分も落ち着いていられるような気はします。

 

③ 早起きを楽しむ

■寝る前に、朝、爽やかに起きるイメージを抱きながら寝る。

■「朝は得意です」とウソをつく。

この2つだけをやりました。結論を言うと克服しました。朝が得意になりました。克服までに、かかった期間は、7日です。そう、たったの7日間で克服したのです。(292p)

 

僕自身は夜更かしもしますが朝は強い方です。ですが、この話のポイントは次の日をどういいイメージを持って迎えるか、ということだと思いました。

筆者は翌日をめいっぱい楽しむイメージを持ってから寝ることで、もともと朝が弱かったのを克服し、1日をいい流れで始められるようになったとのことです。

僕も時々翌日何をするかを前日の夜にリストアップしておくことがありますが、そうすると朝からダラダラせず必要なことをこなしていけていい気分でいられます。毎日はできていませんが。

 

【ろがるポイント!】

 

大学時代にやった塾の講師も即クビでした。勉強よりも大切なことがあると思っていた僕は、生徒たちに「勉強なんかしなくても大丈夫ですよ」と言ってしまったんです。(215p)

 

筆者の武田氏は非常に素直な方らしく、バイト先でも思ったことをそのまま口に出して結果クビになってしまうことが多かったようです。僕はどちらかというと思ったことを言えなくて損をする方なので逆にうらやましいくらいでした。

上記の発言も人生には勉強よりも大事なことがある、という文脈での発言だったようですが、塾で勉強しなくていい発言はすごすぎると思います。

【まとめ】

この本ではここで取り上げたものも含めて95項目にわたってポジティブに生きるためのヒントが語られています。

それぞれが前向きに生きるためのヒントになることももちろんですが、何より武田氏の温かく爽やかな人柄が伝わってきて、とても勇気づけられる本でした。