幸せな人生のために〈書評〉うまくいっている人の考え方

DSC_0155

 

おはようございます。まいんどーです。

最近ヒマな時によくyoutubeを観ているのですが、ユーチューバーの皆さんはあんなに次々と動画を上げていてすごいですね!たとえ10分ほどの動画でも撮影の時間は数倍あるでしょうし、編集したりテロップ入れたり大変な作業だと思います。適当に撮ってダラダラ流しているだけの動画もたまにありますが。作業時間をどうやって捻出しているのか不思議です。専業でやっている方ばっかりじゃないですよね。

僕は文字を打ち込んでいるだけでも結構大変なのに……。

 

というわけで今回は、

ジェリー・ミンチントン著 弓場隆訳「うまくいっている人の考え方」(ディスカヴァー21)

です。

 

【どういう本か】

アメリカの著述家ジェリー・ミンチントンが、自尊心を取り戻し、幸せな自分になるための考え方を伝授する。

 

【3つのおすすめポイント】

 

① 自発的に幸せになる

 

自分がどれだけ幸せかは、人生観しだいである。幸せというのは、何かいいことがあったから気分がいいということではなく、あくまでも自発的に生み出される心の状態を指すのだ。(30p)

 

これは歳を取るほどその通りだな、と思うようになりました。若い時はとにかく恵まれていれば明るくしていられるけど、自分はブサイクで貧乏だから暗くしていて当然だ、ぐらいに思っていました。なので基本的にいいことがあった時は舞い上がり、うまくいかない時はとことん落ち込むという感情的に浮き沈みの激しい状態になってしまっていました。

周囲で明るいと思う人は部屋に入ってきた時から明るいオーラを出しています。それはやはり自分で前向きに生きることを意識しているからではないかと思いました。

 

② 自分を苦しめない

 

私たちは感情の反応が自動的だと思っているようだ。つまり、何かが起これば、それが私たちに自動的に反応を起こさせるというふうに考えているのである。しかし、実際にはそういう仕組みにはなっていない。(66p)

 

これも先ほどの話と少しかぶりますが、うれしいからうれしいんだ、悲しいから悲しいんだ、というのは決して当たり前ではない、ということですね。ただ反応するだけではなく、「どう受け止めるか」を自分の意思で決める。むやみに嫌な感情に浸り、不必要に自分を痛めつけないようにすべきだということですね。

 

③ 自分で決める

あなたの決断が完璧であるとは限らないが、いつも他人の判断ばかりに頼らずに、自分でまちがいを犯しながら何かを学びとるほうがいい。(83p)

 

僕は昔、仲のいい、僕より判断力の優れた友人にことあるごとに相談を持ちかけていた時代がありました。最初は気安く質問に答えてくれていたのですが、あんまり僕がなんでもかんでも聞くので、しまいには人に聞いてばかりいないで自分で考えろ、と言われてしまいました。

人に聞いてばかりいて自分で決断力をつけていかないと、答えをもらった時はなんとなく安心するのですが、いまいち自分に自信が持てない、ということになりがちな気がします。それでも間違えるのは怖いですけどね。

 

【ろがるポイント!】

 

毎日、自分にこんな予約をしよう。自分が心から楽しめることをするための質の高い時間を、少なくとも三十分は確保する、と。(46p)

 

ここのポイントは「質の高い」というところではないでしょうか。僕にとってこのブログを書いている時間も「質の高い」時間のうちに入ると思います。

僕たちは自由な時間というと、特に興味もないテレビ番組をダラダラ観たり、さほどのめり込んでもいないゲームをダラダラやったりする時間もカウントしてしまいますが、質の高い時間とは、能動的に興味を持って取り組める何かをする時間だと思うのです。楽器の練習でも、プラモデルを作るでも、自分なりに頭を使って創造的に楽しむ時間ということですね。

 

【まとめ】

この本は一節が短くてすぐ読めるので、毎日一節ずつ読んだりする読み方に合っていると思います。忙しい毎日の中で心の健康を取り戻すのに有効な本かもしれません。