早く行動して実力以上の結果を出す 〈書評〉結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

DSC_0165

 

おはようございます。まいんどーです。

わりと暖かい秋が続いていましたが、いよいよ寒くなってきましたね。先日しまった冬物をまた出しました。しまってる期間が短すぎて自分の中で衣替えって意味あるか?と考えました。

ズボラで冬物→夏物の切り替えが遅かっただけですが。

 

というわけで今回は、

藤由達藏著 「結局、『すぐやる人』がすべてを手に入れる」(青春出版社)

です。

 

 

【どんな本か】

 

夢実現応援家(メンタル・コーチ)藤由達藏が、すぐ行動できる自分になるためのメソッドを公開する。

 

【3つのおすすめポイント】

 

① 「考える」と「悩む」の違い

 

「考える」とは、論理的思考法を使って、なんらかの解決を図るために頭を使うこと。一方「悩む」というのは、「行動に結びつかないように考える」ことです。解決を図ろうと考えながらも、結論を出さず、行動にも結びつけません。(67p)

 

この本の中で個人的に一番刺さったのがここでした。

悩んでいる時も何か問題を解決するために考え始めたはずなのに、結局行動しないことになってしまうのです。それはある意味では「解決を望んでいない」ということなのか?と思いました。

つまり悩んで何かした気になること自体が自己目的化していると。これって一つの趣味ですかね?(アホか)

自分にはそういう傾向があり、それはぜんぜんいいことじゃないのはわかりました。

 

② やるべきことを俯瞰する「視座の転換」

 

全体俯瞰をするのは、実に簡単です。会社員の方であれば、自分の上司、そのまた上司、部長、社長と職位を下から上にあげながら、その人たちの立場に立って、彼らが仕事や業務に対して「何をどう感じているのか」を想像してみるのです。(117p)

 

何か上司から余計(と自分では思う)な仕事を押し付けられたりした時や、理不尽(と思われる)な批判をされた時、またはやっている仕事の意味がないような気がする、といった場合にこういう視点は役に立つと思います。

なかなか日頃他者の視点に立つ、なんてことはしてないですよね。でも自分が正しいと思い込んでいることが時には正解ではないように、相手の立場に立てば相手の正解があることがわかってくるかもしれません。

そしてこの俯瞰することが普通にできないと、人の上に立つことはまったくできない気がします。

 

③ 自分の目標を持つ

 

「会社の目標はわかっているのに、自分の人生における目標はわからない」

これはよくあることです。多くの人は、目標とは他人が決めるものだと勘違いしています。自分の人生においては、自分の目標を持っていきたいものです。(177p)

 

本当にこれは落とし穴ですね。忘れているんです。生活するために働いているうちに、自分のもともと持っていたはずの個人的な目標に近づいているのか遠のいているのか、考えてすらもいないということに気づくんです。

そして他者(上司か、配偶者か、親戚か、いろんなパターンがあるでしょう)の要求に応えるために時間とエネルギーをひたすら捧げていたりするのです。それ以外の時間はストレスを発散するだけ。

あなたの目標は、何ですか?

 

【ろがるポイント!】

 

主体的に生きる第一歩は、自分の気分と視座を自分で決めることです。

「辛いときは辛い、悲しいときは悲しい」という感情を味わうことがいけないわけではありません。

大事なのは、「それを選ぶのは自分」だということです。(184p)

 

若い時はうれしいからうれしいんだ、悲しいから悲しいんだ、それしかありませんでしたが、気分を選ぶのは自分だ、と思うと、もっと大人になれるのかもしれません。

その時必要なのは「こういう自分になりたい」というビジョンでしょう。「こういう自分」に今の自分のままでなれるのか、考えるようにしたいものです。

 

【まとめ】

 

この本で何度も言われているのが「視座の転換」と「自分の気分は自分次第である」ということです。

やろうと思ったことをすぐに行動に移せるためには、自分の中で堂々巡りして動けなくてもダメだし、自分の固定した考えだけではどうしたらいいかわからなくなってしまう。そのためには自分の気分を変える方法を身につけ、自分に対して客観的な視点を持てなければならないということですね。

僕もその両方ができていなかったので、勉強になりました。

勉強になっただけで行動できなかったら意味ないんですけどね!