コミュニケーションを深めるために〈書評〉好感度200%UPの話し方

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おはようございます。まいんどーです。

今日出勤途中に忘れ物に気づいて大急ぎで車を走らせ(制限速度は守っていましたよ)家に取りに戻ったのですが、切羽詰まるとわりと最短距離で戻るにはどう行けばいいかとか、残り時間はどれぐらいかとか、瞬時に思い浮かぶものですね。我ながら感心しました。

そしてそのあわてて戻った様を誰かに見られているとこっぱずかしいですね。

 

というわけで今回は、

渋谷昌三著「好感度200%UPの話し方」(ぶんか社文庫)

です。

 

【どういう本か】

社会心理学者渋谷昌三が、好感を持たれる話し方・態度について51個の秘訣で伝授する。

 

【3つのおすすめポイント】

 

① 大きな声を出す

 

困ったときには笑顔で、腹が立ったときにも笑顔で、とアドバイスしたが、それと同じように元気がないときや精神的に落ち込んでいるときには、大きな声ではきはきと話すといい。(22p)

 

僕は昔演劇部だったので、声を出すことはできたのですが、恩師に舞台で声を出せるのだからもっと日頃から声を出せ、と言われたのを思い出しました。そうです、僕も文系サークルによくいるいわゆる陰キャで、普通は声も小さく、はきはきとは話していなかったのです。まあ今もそんなに声を出せていない気がしますが。

テレビ番組で島田紳助氏も共演した一般の方に大きな声で話すようにした方がいい、楽しいことも声が小さいと楽しそうに見えないから、という意味のアドバイスをしていました。元気に楽しく生きたいならうわべだけでも変えていった方がいいのかもしれませんね。

 

② 人を元気づける

 

また人を笑わせるのが好きな人も、ただのお祭り好きな人とは違う。相手に気を配り、明るい雰囲気を作ろうと頑張った結果、そのように見えるだけだ。(111p)

 

人を元気づけてくれる人っていますよね。僕の同僚にもいます。たぶん育ってきた環境とか持っている気質もあるのでしょうが、いつでも機嫌や調子がいいわけではないと思います。それでも基本的に周囲を明るくする姿勢を持っている人というのは、それだけで貴重な存在ではないでしょうか。ついそれが恩恵であることを忘れてしまいがちですが。

 

③ 相手によってつき合い方を変える

 

基本的には相手に合わせてつき合い方を変えればいい。

言われれば「な〜んだ」と誰もが思う。

しかし、実際にそのようにするのはなかなか難しいものだ。(212p)

 

これは僕もな〜んだと思ってしまいました。でも、意外と相手に合わせるってできてないんですよね。本文では、細かい人にはあらかじめ情報をできるだけ提供するとか、プライドが高い人に対しては相手に主導権を握らせ、相手が決めさせるように持っていけばいいとか例が挙げられていますが、そういうことはできてないな、と思いました。自分のラクなコミュニケーションの取り方でいって、うまくいけばよし、ダメだったら相手がわかってないんだと考えがちでした。

相手は自分とは考え方も感じ方も違うんだから、自分の考える正しさだけでは受け入れられるかどうかわからないんですよね。工夫が足りなかったなと思いました。

 

【ろがるポイント!】

 

話し方のセオリーとして、相手の話が面白くなくても、一応、最後まで聞かなくてはいけない。そして話が途切れたのを確認してから自分の話を始めるわけだ。その繰り返しが会話になるのである。(139p)

 

相手が話し終わる前にだいたい結論がわかって、つい遮って話始めるのは僕もたまにやってしまいます。僕はたまにですが、常に相手の言いたいことがわかった瞬間にしゃべり始める人っていますよね。でもそれをしてしまうとやっぱり話しきれなかった側は不満が残ると思います。相手の言いたいことは予想がついたとしても、やはり全部聞くことによって相手を尊重していることを示せるのではないでしょうか。

 

【まとめ】

昔からコミュニケーションが苦手で、上手に人とつき合いたいと思いながらなかなか努力できないでいました。この本に書かれている方法は取り組みやすいアドバイスが多いので、少しでも取り入れていけたらいいと思いました。