おはようございます。まいんどーです。
今日ちょっとしたきっかけで連立方程式の問題を解かなければならなくなったのですが、覚えているつもりでもやっぱり忘れているものですね。代入法とか加減法とか、ネットで調べてみて少しずつ思い出してきました。正直現役の生徒の時も数学は苦手だったのですが、今になってやってみると結構面白いですね。
日本史とかも勉強のためにやっているうちはつまらないと思ったりしますが、最近は歴史に興味が出てきて本を読んだりしています。
というわけで今回は、
臼井由妃著「お金持ちになる資格の取り方・活かし方」(学研M文庫 知の法則シリーズ)
です。
【どういう本か】
作家・エッセイストとしても活躍する実業家臼井由妃が、短期間で資格試験に合格する秘訣と、資格をお金に換える方法を伝授する。
【3つのおすすめポイント】
① 稼ぐための勉強
しつこいけれど、この本で紹介するのは「お金を生む勉強」である。それもできるだけ早く、確実に。お金や時間、労力を最小限におさえて、かけた原資に見合うだけの回収が早期にできる。(39p)
昨日のブログで趣味で漢検や簿記の勉強をした話をしましたが、今回は真逆です。可能な限り短期間で合格し、その資格ですぐにお金を稼ぐための方法論が書かれています。勉強の計画の立て方から稼げる資格の選び方、資格を取った後の仕事の展開まで、実に具体的に書かれていて他の資格本とは違うと思いました。
② まずマンガから入る
入門書や本格的な参考書を読む前に、ウォーミングアップのつもりで、関連のマンガ本を読む。そうすれば、勉強を投げ出すことなどなくなるはずだ。(135p)
資格に関するマンガ本は読んだことがありませんでした。何となく内容が薄いのではないか、役に立たないのではないかという偏見を持っていたのです。しかし、まったく予備知識がない分野について知るためには、とっかかりやすいマンガもありかもしれないと思うようになりました。今度書店に行ったらこの類の本を読んでみようかと思っています。
③ 資格をお金に換える方法論
何度も言うが、難関資格で高収入が得られると世間で評価されていても、食べていけない人がいるのが現実であり、取るのが易しい資格でも使いこなして高収入を得ている人がいるのもまた現実なのだ。(227p)
ここでは行政書士を例に挙げて、書類を作成して提出する作業を代行するという定型業務は既に先輩たちに押さえられている可能性が高いため、それ以外のこと、相談や指導といったコンサルタント業務であるとか、差別化を図ることの重要性について語られていきます。
つまり決まりきった作業しかしないようでは競争に勝てないということでしょう。資格を取ったから自動的に収入の高い仕事にありつけるわけではなく、取ってからどう工夫し、顧客にアピールしていくかが勝負ということですね。試験のための勉強をしている段階ではなかなか想像しにくいことですが。例えば大学で勉強することそのものが目的ではなく、その先の就職を考えるならば、自分が将来何の仕事に就きたいのか、どういう仕事をしたいのか考えなくてはならない、といった話に近いと思いました。
【ろがるポイント!】
はっきり言って、独学はもっとも合格しにくい勉強法だ。
私は、資格学校の講師でもなければ、特別な思い入れのある学校もないけれど、現実として短期合格者の圧倒的多数は、資格学校を何らかの形で利用している。(168p)
はい出ました。僕は簿記三級の資格をまったくの独学で取りましたが、六回もかかってしまったんですね(昨日のブログに書きました)。「お金に換えよう」とは思っていなかったのでそれほど真剣にやってはいなかったのですが、やはり資格学校でやった方が早かっただろうな、と思います。勉強する環境が整っているのもそうだし、出題のポイントもきちんと教えてくれるでしょうからね。多少お金がかかっても、短期間で合格できるメリットの方がはるかに大きいと思います。
【まとめ】
この本の資格指南は、どこまでも実践的に、しかも著者の実体験に基づいて書かれているので、説得力がありました。僕は今のところ資格でお金を稼ごうとはしていませんが、もしその気になったら間違いなくこの本を読み返すだろうな、と思います。とても参考になる本です。