おはようございます。まいんどーです。
うちのプリンタが壊れました。まともに印刷できません。インクを換えてもダメです。ヘッドクリーニングしてもダメです。ネットで調べてみると、プリンタの寿命ってだいたい5年らしいですね。うちのはとっくに5年は経っているので、諦めて新しいの買うつもりでいます。
ところで本体色が白とか黒だとだいたい同じ値段なのに、赤とかになるとなぜか数千円高いんですが、なんででしょう?車とかと同じで人と違うオシャレな色が欲しい!って人が一定数いるんですかね。
というわけで今回は、
NHKスペシャル取材班著「睡眠負債」(朝日新書)
です。
【どういう本か】
2017年に放送されたNHKスペシャルに、番組内で紹介しきれなかった取材内容も含めて書籍化。わずかな睡眠不足が蓄積した「睡眠負債」が健康に与えるリスクと、対処法について書かれている。
【3つのおすすめポイント】
① 睡眠負債は蓄積する
睡眠負債は、少しずつ蓄積していく。八時間の睡眠が必要な人が、平日は六時間しか眠れないとすると、二時間×五日で一〇時間の睡眠負債を抱え込むことになる。(19p)
先進諸国の中でも日本は睡眠時間が短いようです。OECD加盟25ヵ国中23位(7時間43分)とのこと。僕はそんなに日頃寝ていませんが。睡眠不足によって居眠りしやすくなり、知的・身体的パフォーマンスも落ちるというのですから、いいことはありませんね。「マイクロスリープ」(瞬間的居眠り)によって世界では重大な事故の原因となったことも報告されているようです。
② 睡眠負債が認知症・がんのリスクを高める
健康な脳でも、日中の活動によって老廃物であるアミロイドβが発生する。それは眠っている間に脳から排出されてしまうが、睡眠時間が十分でない場合、排出しきれない。睡眠負債ではその状態が続きアミロイドβプラークが蓄積し、その結果、認知症を起こす可能性が出てくる。(69p)
このアミロイドβを排出する働きが、睡眠中の方が10倍も働きが活発だというのです。だから睡眠負債の状態だと排出しきれないことになるんですね。それだけでなく、がん細胞を攻撃するマクロファージ細胞も睡眠不足の状態では働きが弱まり、がん細胞を見逃してしまい、活発化させることにもなってしまうとのことです。
つい短い時間の睡眠で済めばもっといろんなことができるのに、と考えがちなのが現代人かもしれませんが、眠っている間に体がちゃんとメンテナンスしてくれるからこそ、起きている時間を有効に使えるということですね。
③ 睡眠負債を返す
「睡眠負債を返済する唯一の方法は、もっと眠ることです。今よりも、もっと眠ることです」(104p)
全くその通りですね。終わりの方の質問コーナーでも、「睡眠の質さえ良ければ時間は短くていいのではないか」といった意見もあるのですが、質さえ良ければ短くても構わない、とはいかないようです。よく眠る方法として、食事の時間を一定にすること、日中運動すること、寝る前にスマホなどを見ないこと、などが挙げられていました。
【ろがるポイント!】
移動中の仮眠では睡眠負債は補えません。脳をリフレッシュさせる一過性の効果が得られる程度です。(125p)
これは通勤電車での居眠りなどを指しています。僕も睡眠不足のまま会社に行って、休憩時間に居眠りして睡眠不足を補っているつもりでしたが、ダメなんですね。一時的にスッキリしても睡眠時間の足しにはならないのか。
【まとめ】
睡眠不足が体に良くないことはわかっているつもりでしたが、この本を読んで思った以上に深刻な影響があることがわかって驚きました。これからはブログを書くスピードをあげて早く寝るようにしたzzzz……